MATLABのAppDesignerでGUIアプリを作る (3)ラジオボタングループ
こんにちは。
今回もAppDesignerの基本的な使い方を抑えるための備忘録です。
第2回の前回は「テキストエリア」の使い方を解説しました。
taekwongineer.hatenablog.jp
第3回の今回は
です。
では早速行きましょう。
●この記事の目次
1.GUI部品の配置
前回同様、まずはAppDesignerを起動し、空のWindow画面にラジオボタングループのGUI部品をドラッグ&ドロップで配置します。(図1)
今回は更に動作確認のために、前回解説したテキストエリアも配置します。(図2)
図2 テキストエリア部品の配置
2.コールバック関数の定義
次にラジオボタングループのGUI部品用に用意されているコールバック関数の使い方を確認していきたいと思います。
ラジオボタングループのコールバック関数は図3のように
・SelectionChangedFcn
・SizeChangedFcn
・ButtonDownFcn
の3種類が定義されています。
SelectionChangedFcnはその名のとおりラジオボタンの選択が変更されたときに呼び出されます。
SizeChangedFcnは何かのサイズが変更されると呼び出される関数のようですが、使い方がよくわかりませんでした・・・
ButtonDownFcnはラジオボタングループの枠をクリックすると呼び出される関数のようです。
次にこれらのコールバック関数のデフォルトのコードを見てみましょう。(図4)
SelectionChangedFcnについては、「ButtonGroupSelectionChanged」という関数が追加されており、
selectedButton = app.ButtonGroup.SelectedObject
という式がデフォルトで記述されています。このselectedButtonには、選択されたラジオボタンの表示名や座標情報が記録されるようです。(図5)
図5 sellectedButtonの中身
では、このデフォルトのコールバック関数に動作確認用のコードを追記していきましょう。(図6)
今回はラジオボタンを選択すると、テキストエリアに選択されたボタンの名称を表示するようにしました。
また、ラジオボタングループの枠内をクリックすると、ButtonGroupButtonDown関数が呼び出され、同じテキストエリアに「uttonGroupButton is selected.を表示するようにしました。